ルングス族はサバ州の北、クダット地区に住む主要民族で、農業を重要な生活手段をしてきました。
ルングス族の人々はサバの中でも高度の技術を持つ職人がいることで有名で、植物の根や粘土を材料にして色彩豊かな玉のネックレスをつくり、自家栽培して手で紡いだ木綿を使って伝統衣装を織り上げ、みごとな刺繍を施します。また女性達は首、腕、足を重い真鍮のコイルで飾っています。しかし、現代の若者の多くは、これらの衣装を日常的には身に着けなくなっており、ルングス族の伝統文化も失われつつあります。
ババンガゾ村、ルングスロングハウス
観光客はババンガゾ村にあるロングハウスと呼ばれる伝統的草ぶき屋根の家に滞在し、ルングス族の生活を体験することが出来ます。
伝統工芸である織物を織ったり飾り物を作ったりする方法などを教えてもらいます。また食事は村の周辺で収穫された野生のシダや果物などが使われます。夜はお酒やココナツから作られた地酒を飲みながら、伝統的なダンスを是非ご一緒にお楽しみください。