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高山から亜熱帯のジャングル、そして白砂のビーチにいたる大自然を抱えたボルネオ島は、200種を超える種類の哺乳動物、数百万種の昆虫、600種以上といわれる鳥類、植物・・・貴重な生命の宝庫でもあります。これら動植物を通じて地球上の生きとし生けるものたちへ思いを馳せる・・・目の前でそんな体験が出来るのもボルネオの大きな魅力であり財産でもあります。 動物編オランウータンオランウータンとはマレー語で「オラン」が人を「ウータン」が森、総じて「森の人」を意味します。ボルネオ島とスマトラ島だけに生息し、森林伐採により彼らの住む森が奪われたり、ペットとして密猟されていることにより、存亡の危機にあると言われています。 親を奪われた子オランウータンを保護するためにボルネオにはリハビリテーションセンターが設立され、野生に帰すための訓練を行なっています。リハビリ中のオランウータンと自然の中にいる野生のオランウータンの両方をご覧になって頂くことにより、人間が彼らから何を奪ったか、彼らに森を返してあげるために何をしてあげられるかを感じ取って頂けるのではないでしょうか?
ウミガメ世界の大洋に広く分布するウミガメで、産卵場はボルネオのほかにもオーストラリア、ハワイ等熱帯海域を中心に各地に点在しています。当然のことですが産卵に来るためには自然のままの美しい海、海岸がなければなりません。ウミガメが安心して産卵できるボルネオをいつまでも守り続けたいものです。
テングザルテングザルは名前の通り「天狗の形の鼻を持つサル」。ボルネオ島固有種です。マングローブ、ニッパ林、川岸林などに生息します。オスの鼻はメスの鼻に比べて、大きく膨らみ口を隠すようにたれさがっているのが特徴で、見分けるのは簡単です。テングザルはオスリーダーを筆頭に15〜40頭くらいの群で生活します。また、ハーレムのリーダーになれなかった若いオスだけのグループもあります。テングザルは警戒心が非常に強い動物ではありますが、森を奪われ、食物が無くなってしまった場所で餌をあげ続けたらいつの間にかたくさんのテングザルが集まるようになった場所もあります。 象ボルネオ最大の動物で、絶滅が危惧されている動物の一種。アフリカゾウに比べると小柄で、象の群れは食物を求めて川沿いを移動していると言われ、現在も調査中です。草、葉、小枝や樹皮のほか、バナナやさとうきび等の農作物も食べるため、住民とのトラブルも生じています。まだ温かい糞を辿っていくと、象に遭遇!ということもありますが、子供の象を連れている群れは特に神経質になっているので、近寄らないように慎重に行動して下さい。
野鳥ボルネオ島には600種以上とも言われる鳥類が生息しています。写真のサイチョウをはじめとする大型の鳥類が特によく見られます。 昆虫(チョウ)アカエリトリバネアゲハ (写真提供 GONさん) チョウに限らずボルネオには様々な珍しい昆虫をたくさん見ることが出来ます。日本では見られない貴重な姿を体験してみてください。なお、昆虫は撮影のみで、採集は禁止されておりますので、予めご了承下さい。
植物編ラフレシア世界最大の花、ラフレシアは東南アジアにのみ分布する寄生植物です。ブドウ科のつる植物であるブドウカズラ類に寄生します。 直射日光のあたらない、水はけの良い場所で見ることが多いです。茎はなく赤色肉質の五弁花を直接つけます。花の直径は、小さい種類のもので15cm程度、大きいものは直径1m近くに達します。腐臭を放ち、ハエを引きつけて受粉をすると言われています。ラフレシアの開花時期は特に定まっておらず、つぼみから開花までの成長期間は種類によって違い、およそ9ヶ月かかると言われていますが、黒いつぼみがだんだんと大きくなり、オレンジ色に変化してきたころ、ようやく開花日が推測できるそうです。開花してから3日目が見ごろ、5日目あたりには変色して枯れてしまいます。開花したラフレシアに出会うことはとても幸運なことなのです。
ウツボカズラ食虫植物であるウツボカズラは巧妙に造られたトラップを持っています。ウツボカズラの袋の中には昆虫を消化する酵素を含んだ水が溜まっています。この袋に虫が落ちると中はつるつるしていて這い上がることができず、またこの袋の入り口にはぎざぎざの刃がついているため、やがて虫は中の消化液の中で消滅していきます。ウツボカズラはこのように昆虫から栄養をとるため、土壌の栄養分の低い場所にも生息することができます。ボルネオにあるウツボカズラは36種類あり、一般に低地性のものは緑色のものが多いと言われています。ウツボカズラの王様「ネペンティス・ラジャ」はその名にひけをとらないぐらいの大きさで、一見の価値があります。
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絞め殺し植物絞め殺し植物としてはイチジクの仲間が有名です。これらの植物は宿主の樹上で発芽して、上に幹、下に気根を伸ばしていきます。一般に成長が速く、宿主の樹冠の上に自分の樹冠をひろげ、幹の周りを気根でとりまくようになります。宿主は、絞め殺し植物が大きくなっていくにつれて、光や水をめぐる競争に敗れてしまい、枯れてしまいます。とりついた宿主の幹表面の維管束を気根でしめつけて、水分や養分の流れを断ち切り、文字どおり絞め殺すと言われています。
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