スカウリゾートとダナンバレー

お客様;I ・J様
旅行期間;2011年3月7日〜12日
目的地;スカウリゾートとダナンバレー

「今回の旅行は、ダナンバレーのジャングルを目的にした旅でしたが、
船に乗りたかったのでジャングルクルーズあるスカウにたまたま寄ることにいたしました。
ダナンバレーでは、欧米系のロッジで、裕福な感じでしたが、
ここスカウリゾートは、ボルネオ社と地元の民がメインの運営で、とても、素朴で温かい歓迎をうけました。
まずは、とても大きな重いトランクをひょいと担いで笑顔で長い道のりロッジまで運んでくれた「田村」とかかれた体操服を着たお兄さん。
部屋は、とても綺麗でとてもとても広く、景色も眺めもすばらしかった。
昼についたので、お食事は、地元の食材、野菜や魚をメインにした料理をビュッフェで頂きました。
若いスタッフと小さな子供いました。ここで、ボルネオ珈琲とサバティーの味を知りました。


そして、大きなベッドで一休みしてから、夕方のリバークルーズの前に、植林をしました。
たまたま、私は、林業をしているので、ジャングルの木の成長の早さに驚きました。
ジャングルでも日本でも植林は後世にのこることなので、未来の人のためにいい企画だと思いました。


さて、いよいよ、リバークルーズのボートに乗り出発、
大河から、細い川に枝分かれし、進んでいくと、すぐに、猿のむれにであり、
接近し、それから、木の上で休む蛇や、大きなトカゲを見ることができました。
奥に進むと、テングザルの群れに出会い、木と木を飛び回り、木の実を食べる野生の生態が、ボートの上からすごく近くで見れました。
かなり、写真を取れた頃、あと、サイチョウ(フォンベル)を撮りたいと思いました。 
すると奥の方から、鳥が飛んできたので、連写してみたら、サギでした。
また、ボートを鳥が横切ったので、カメラで覗いたら、独特のくちばしをした鳥!
そうそれがサイチョウだったので、思わず声を上げてしまいました。
こんなに簡単に撮りたい動物にであえたので、嬉しかったです。

お猿さんにはたくさんであいました。あとは、大型動物でも撮れたらいいな。
途中でボートは引き返し、初リバークルーズに満足感でいっぱいでした。
小幅な川をどんどんくだり、大河にでて、ロッジに帰るのかと思ったところ、
ボートが大河を上流へとのぼり始め、しばらく進むと、「いた〜〜」という声で、
なにかと目をこらしてみるとなにやら遠くのかわで、黒いかたまりがありました。
陸に上がったその動物はアジア像の群れで、更に、まだ、向こうには、川を渡ろうとしている別の群れがいました。

もう、思う存分、写真を撮りました。初日で、かなり満足して、ロッジに戻りました。

あとは、夕食を食べて、ナイトクルーズも楽しみにしていました。
そして、一休みして、午後7時夕食を食べに食堂に向うとお昼にスタッフがみんな特別な衣装でいるのです。
4歳の子供も衣装に着替えていました。夕食のあと、簡単に地元の歓迎の舞をしてくれるとのことでした。 
夕食も地元の食材と料理で、良かったです。食事が終わると、ギターにドラム、ベースで演奏が始まりました。


そして、宿泊者は全員で4人で、新婚旅行のご夫婦のために、ハネムーンの演奏とともに、お祝いのケーキがサプライズででてきました。食堂は一気に盛り上がりました。 
バンド演奏のあとは、あの「田村」さんが歌を熱唱してくれました。 
次に、お昼に我々を迎えにきてくれた運転手さんが、新婚さんのためにオンリーユーを歌ってくれて、とてもうまかったです。地元の子供達が5,6人やってきて、バンド演奏にのせて、「KARATE」シラットと呼ばれる、船上で行われる武道(日本の空手と中国拳法からとりいれたマレー拳法)の舞をつぎつぎに披露してくれました。
そして、私が指名されたので、日本の空手の「型」をエレキギターの演奏という変った環境の中、披露しました。
新婚さんもスタッフの女の子たちもみんな喜んでその場が和みました。 
ジャングルに来て、まさか、日本の空手を披露することになるとは、思いませんでした。
船上空手を文化、芸能として残そうという土地で、言葉ではなく、一瞬でも空手でコミュニケーションが出来たことは、良かったです。
会場は盛り上がり、更には、みんなで、踊りました。 
そして、また、歌がはじまりました。ナイトクルーズへも行きたかったので、夜10時ごろ我々は、出発しました。
歌は、我々がいなくなっても続いていました。


ナイトクルーズは写真の納めることは、難しいのですが、
フクロウがハンティングをしているところや、鳥がじっとして寝ているところ、
小型のワニなど、みることができました。無事にもどってきて、 
夜は、電気も止まるので、とても静かでした。

 
朝、早朝クルーズ、清清しく気持ちが良かった。
いままでとは、別のコースをどんどんどんどん進すんでいき、天狗猿の群れとたくさん出会い、大型のワニやサイチョウも何羽か出会いました。  
こうして、スカウでは、他では体験できない文化交流、動物との出会い、とても楽しい思い出を造ることができました。」

ダナンバレーにて

▲この感想文TOPへ戻る