このリーフは、大陸棚の淵に、ポツンとあり、リゾートが建っているリーフと干潮時になっても水面に顔を出さないセカンドリーフとでできている。 しかも、 2つのリーフが、非常に近い距離にあるため為に潮の流れが複雑化している、この特殊な環境によってか、こんな小さなリーフにもかかわらず、バラクーダ−をはじめ、ロウニンアジやヒラアジ類、朝には、カンムリブダイ(バッファロ−フィッシュ)の通勤まで独占で見られこれほどの贅沢はない。 運がいいとジンベイザメが見られる。ちなみに去年は、5匹でていて今年はすでに1匹出ている。もちろんこの滞在中見たくて粘ってみたが、自分は運がなかったようである。しかし、そのおかげか2mはあろうかと言うサイズのナポレオンフィッシュ・幼魚といっても1.5m以上もあるタマカイ・イットカンよりも太いマダラハタのペアなど十分満足の大物たちに出会えた。 もちろんマクロもすばらしく、ゴールドスペックジョーフィッシュはどこでも見られるし、人気のカニハゼ・イザリウオ類も数種類が普通に見られる。なんと言っても特出的な特徴は、本来は水深が深すぎて、通常のファンダイバーでは行くことのできないテクニカルなエリアで見られる生物が簡単に見られるところ。 大陸棚側のポイントではどこでも、水深12mぐらいからスミレナガハナダイやブルーヘッドタイルフィッシュ(ブルーフェス)がみられ、リーフが終わり砂地なった18mぐらいから、アオスジスズメダイがいる。通常50m前後の水深で見られるスジクロユリハゼやアカオビサンゴアマダイが、たった22m〜24mぐらいから見られ、そのあたりの水深から30mぐらいには、自分もはじめてみたOOOOタイルフィッシュ・WHITESPOTTED ANTHIASが普通にいる。 今回初紹介のロッシュリーフから20分で行けるホーンリーフでは、たった水深10mでイイジマフクロウニに寄生するコールズマンズシュリンプにも出会えた。マダマダ探せばすばらしい発見が有るのではと期待される。
なぜこんなに盛りだくさんなリーフが話題にならなかったのか不思議である。現地は、潜りたいところにリクエストするスタイル。どうしても見たいものが有れば、リクエストしよう。大物はもちろん、かなりのマクロオタクなので十分に満足させてくれる頼もしいガイドである。大物が好きならば、ココで技術を磨きシパタンへのリクエストをしてもいいと思う。 |
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